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健康コラム

連載 7 地球の誕生と海(水)の関係

私たちが日々生活している地球が誕生したのは46億年前、無数の微惑星(直径10kmくらいの小天体)の衝突によって作られたといわれています。(仮説)
微惑星が衝突すると物質は瞬間的に押しつぶされ、爆発し、物質に含まれていた揮発成分は蒸発します。その時微惑星がもっていたエネルギーは地表で解放されます。
揮発成分で多いものは水、二酸化炭素、窒素です。その中で特に多いものは水蒸気で、水蒸気と二酸化炭素は温室効果ガスです。現在の地球でも大気中の水蒸気・二酸化炭素の温室効果は、温度上昇分としてそれぞれ30数℃、数℃分あると考えられています。
温室効果ガスとして、水蒸気は非常に重要です。原始地球の成長につれて、微惑星がもっていたエネルギーが温室効果のため宇宙空間に全部逃げることがなく、地表はどんどん熱くなり、ついには融けてしまうことになります。
「火の玉地球」の誕生です。この頃地表はマグマの海で覆われていました。それは地球が現在の大きさに成長するまで続きました。
衝突する微惑星が少なくなると、地表で解放されるエネルギーが小さくなり、地表や大気の温度が下がっていきました。ついにはある瞬間、大気のあった水蒸気は雨となって地表に振り、海の原始が出来上がっていきました。
誕生したばかりの原始の海は200度近い高温の海でした。今から45億年前のことです。当時の大気には二酸化硫黄(水の溶けると亜硫酸)や塩化水素(水に溶けると塩酸)が含まれていて、雨にはそれらが溶け込んでいたため、海は酸性でした。酸性の海には二酸化炭素は溶けにくいので大気中には二酸化炭素がたくさんありました。

水の中で生まれた生命

原始の海が出来てからの大きな変化は大陸が出来たということです。遅くても今から約40億年以上も前のことです。
酸性の雨が大陸にも降り、大陸を作る岩石と反応して海は次第に中和されていきました。海が中和されると、大気中の二酸化炭素が海に溶け込むことが出来る様になりました。海に溶け込んだ二酸化炭素と大陸の岩石から海に溶け込んだカルシウムイオンと結びついて炭酸カルシウム(石灰石、貝殻、卵殻の成分)となり、海底に沈殿します。
地球の歴史で最大の変化は生命の誕生です。
生命の材料になるアミノ酸・核酸塩基などがどこで出来て海に運ばれたかについては、地表から、そして地球外からと様々な説がありますが、いずれにしても海の中でアミノ酸同士が互いに反応して次第にタンパク質に似た化合物を作っていったといわれています。
生命が誕生してからは光合成を行う生物と石灰質の殻をもつ海中の生物とによって、大気中の二酸化炭素が取り込まれ減少していきました。
海は生命の源であると同時に地球上で動植物が行き続けるための重要な要素となっているのです。そして、我々の体は60~70%の水分とミネラル成分で構成されています。
生命の源となる「水」を健康面でも生活面でも有効にかつ大切に活用していかなくてはならないと考えます。